観光客のためのパチンコの遊び方 日本語版

パチンコの遊び方

パチンコ店での遊び方

実際のパチンコ店での遊び方と注意点を詳しく説明します。

パチンコ玉

準備するもの

まず、お金が必要です。

機種によって大当たり確率が異なりますが、比較的当たりやすいものでも大当たり確率は1/100程度で、通常は1/315前後の台が多いです。

大当たり抽選を受けるためには打ち出したパチンコ玉が始動口へ入る必要がありますが、一般的には250個の玉を使って18個程度が始動口へ入り、演出を見ることができます。

通常、125個のパチンコ玉を借りるのに500円(4円/玉)かかりますますので、ある程度演出を楽しみ、大当たりを経験したいのならば最低でも2万円は持って行った方がよいでしょう。

最近は1玉1円で借りられる店が増えたので、そのような店を選べばより少ない金額で遊ぶことができます。

また、パチンコ店の中はとても大きな音がするので、耳栓を用意していくことをおすすめします。

パチンコ店を選ぶ

お金と耳栓の用意ができたら遊びに行くパチンコ店を決めます。

P-WORLDで探すのがおすすめですが、人通りの多い駅前を歩いていれば何らかのパチンコ店や、そのチラシ、看板がすぐに見つかると思います。

パチンコ店は台と椅子の間が狭く、かつ通路も狭いことが多いので、小さい店だと体の大きい人は窮屈な思いをするかもしれません。

店によって景品交換の際のレートが異なりますが、事前に調べることは意外と難しく、理解しづらいことかもしれませんが、店員に尋ねても教えてくれないことが多いです。

多くの店が等価交換で営業していますので、この先は等価交換の店で遊ぶ場合について説明します。

店に着いたら、入る前にTUCショップ(Tokyo Union Circulation Shop)の場所(だいたいは店に近くにあります)を確認しておいたほうがよいでしょう。

換金する際にはパチンコ店ではなくTUCショップへ行く必要があるからです。

黄色の背景に青文字でT・U・C SHOPと書かれた看板がTUCショップの目印です。

遊びたい台を選ぶ

台にはいろいろな種類がありますが、多くはアニメやゲーム、ドラマとのタイアップ機種です。

事前に遊びたい台を決めておくのがベストですが、たまたま入った店にお気に入りの台がないかもしれません。

台によってスペックも様々で、よく知らないもの手を出すのは少し危険なので、とりあえず分からなければ三洋の海物語を選んで、座りましょう。

海物語は多くの人に長い間愛されている日本で最もメジャーなパチンコ機種で、初心者でも比較的安心して遊ぶことができる機種の一つですので、ここでは海物語について説明します。

慣れてきたら自分の好きなアニメの台を探してみたり、パチンコ雑誌を読んでみてもよいでしょう。

パチンコ玉を借りる

普通は台の横に、紙幣を入れる投入口があります。

ここに紙幣を入れると専用のカードに残高が入金され、残高が表示されます。

使わなかった分は後で精算することができますが、当日しか精算できないことが多いので、注意が必要です。

残高のあるカードが挿入された状態でパチンコ台の玉貸しボタンを押すと、500円分(125個)のパチンコ玉が上皿に払い出されます。

ちなみに、他の店のパチンコ玉を持ち込んで使うことは犯罪になりますので絶対にやめてください。

球を打ち出す

右下についているハンドルを握り、適度に回すと自動的にパチンコ玉が発射されます。

ハンドルの位置によって球の飛び方が変わりますので、自分で調整してみてください。

普通は中央よりやや左側にパチンコ玉が飛んでいくようにするとよいです。

ハンドルを最大限に回してパチンコ玉を右へ飛ばすことを右打ちと呼び、大当たりしたときに右打ちで遊ぶタイプの台もありますが、普通は右打ちしなければいけないときには液晶画面に右向きの矢印が出たりして教えてくれるので、それに従ってください。

大当たりまで

パチンコ玉を打ち出してしばらくすると、始動口にパチンコ玉が入り、海物語ならば液晶画面の魚たちが動き出します。

この魚についている数字が3つ揃えば大当たりとなりますが、ほとんどはハズレなので、あたかももう少しで揃いそうな演出を繰り返すことによって客を楽しませてくれます。

演出にはいろいろありますが、海物語では数字がついている魚以外の大量の魚(魚群)が背景を右から左に横切った場合、約40%が大当たりとなる、重要な演出です。

そして最終的に数字が3つ揃って大当たりした場合、大当たり演出の間大入賞口が開いてパチンコ玉が入りやすくなるので、それまでと同じようにパチンコ玉を打ち出しているとどんどんパチンコ玉が払い出されてきます。

大当たり演出中にパチンコ玉を打ち出さないとパチンコ玉は増えないうちに大当たりが終わってしまいますので気を付けてください。

大当たり後は、揃った図柄の種類によってしばらくの間大当たりする前よりも有利な状態になる場合があります。

基本的には始動口の横の部材が開きやすくなり、パチンコ玉が入りやすくなりますので、少なくともこの状態が終わるまでは遊ぶのをやめない方がよいでしょう。

おおむね液晶画面の図柄が100回変動するまでの間に大当たりしなかった場合、最初と同じ(大当たりする前の)状態に戻ります。

また、台の上には必ず呼び出しランプとボタンが付いているので、何かトラブルが起きたらこのボタンを押して店員を呼ぶことができます。

店員の対応に日本語以外の言語を期待することはできないので、日本語が分からなければジェスチャーでがんばってください。

台移動・出玉の共有

途中で他の台へ移動したくなった場合、パチンコ玉を持ったままの移動は店によって禁止されている場合があります。

同様に、自分のパチンコ玉を他の誰かと友人と一緒に共有し、使用することも禁止しているパチンコ店がありますので、注意が必要です。

なぜかというと、かつてはパチンコ玉を借りるときは500円分(125個)でも景品に交換するときには125個で500円相当の価値と交換できる等価交換以外の店も多く、玉貸しと交換の差額が店の利益になっていました。

新しく玉を借りずに遊ばれると店に利益が出ないので、これを禁止する店が多かったのです。

同じ理由で1回交換といって、大当たりが1回終わったら出玉を交換しなければならない(交換しなくて良い場合は無制限と呼ばれる)とか、様々なルールがありましたが、現在ではほぼ全ての店が無制限で、台移動・出玉共有も自由の店が多いです。

休憩

遊んでいる途中で食事へ行きたくなった場合、普通は自分の遊んでいる台をそのままキープしてもらうサービスあり、30分から1時間の休憩を1日1~2回取ることができます。

トイレ程度の時間なら問題ありませんが、勝手に長時間(だいたい10分以上)席を離れると、片付けられてしまう場合がありますので、長時間席を離れる場合は店員に声をかけるようにしましょう。

席を離れている間に盗難に遭うことは多いので、カード等、貴重品は絶対に置いていかないようにしてください。

出玉交換・精算

十分に遊んで、出玉が残っていたら出玉を交換します。

かつてはパチンコ玉を箱に詰めて席の周りに積み重ねるのが一般的でしたが、現在ではパーソナルシステム(マースエンジニアリング)と呼ばれるシステムを導入している店が主流です。

これはパチンコ玉の個数を自動的にカードに記録してくれるシステムで、台移動、交換がとても楽になりました。

もしパーソナルシステムではない場合、呼び出しランプで店員を呼び、両手の人差し指をクロスさせるジェスチャーをすれば箱を運んで玉を計数してレシートを渡してくれます。

あとはレシートかカードを持って景品カウンターへ行き、店員に渡せば普通は黙っていても特殊景品に交換してくれます。

特殊景品に交換してもパチンコ玉が余った場合、お菓子などを選べますが、面倒ならば余りを店に寄付しても構いません。

特殊景品の換金

特殊景品を手に入れたら、いよいよ換金です。

店の外で金商品(特殊景品)を取り扱っているTUCショップ(Tokyo Union Circulation Shop)を見つけられれば、そこに無言で特殊景品を差し出せば、現金を渡してくれます。

問題はTUCショップの場所が分からない場合です。

実はTUCショップの場所は、たとえそれがパチンコ店のすぐ隣にある場合でさえ店員に尋ねても教えてくれないことが多いのです。

普通は店の周りを1周歩いていれば見つかりますが、どうしても分からなければ、景品交換した人の後をつけるという方法もあります。

ただし、この方法だと不審者だと思われる可能性が高いのでおすすめはしません。

感覚的には、日本人には教えてくれない店員でも、外国人が困っていたら教えてくれるような気はしますが。

気をつけて帰る

無事に換金できたら、あとは帰るだけですが、パチンコ店で換金した直後は、銀行でお金をおろした後以上に強盗に合いやすいタイミングです。

日本には勝って兜の緒を締めよということわざがありますが、勝利した後こそ油断しないことは重要です。

また、非常に個人的な意見で、あなたが使い切れないほどの大金持ちなら話は別ですが、パチンコ店で馴れ馴れしく話しかけてくる人間は簡単に信用しない方が良いと思います。

最後に

実際にパチンコ店で会話が必要なことはほとんどなく、店に入ってから景品を交換して出てくるまでは100%無言の方が多いくらいですから、お金がかかることを別にすれば、マクドナルドでハッピーセットを買うよりもずっと簡単です。

人にぶつかってけんかになったり、財布を置き忘れて盗まれたりということは、パチンコ店以外で普通にあることですし、注意していれば問題ないので、特にパチンコ店に対して身構える必要はありません。

もっとも警戒すべきなのは、ビギナーズラックによる勝利がきっかけで依存症になってしまうことです。

パチンコで遊ぶことは楽しいですが、人生を賭けて挑むほどの価値はありません。

それでは、節度を保って日本の文化を楽しんでくれることを願っています。


補足・注意点

パチンコ店で借りた玉やメダルを使って遊ばずに、そのまま景品に交換することはパチンコ店によってほぼ禁止されています。

かつて金の価格が上昇したとき、特殊景品の買い取り価格と金の価格に大きなギャップが生じたことがありました。

客が玉を借りるときのレートと景品交換するときのレートが等しい等価交換の店では、特殊景品をTUCショップへ持って行って交換してもらうよりも、金を取り出して市場で売却する方が儲かるという理由で、遊技目的ではなく特殊景品と交換するために玉やメダルを借りる人たちが発生し、問題になりました。

金相場は変動しますから、現在でも特殊景品と金相場のレートにギャップが生じる場合がありますが、遊技を目的とせず、上記のような行為をもくろんでパチンコ店へ行くことは、刑法上不法侵入に該当する恐れがあります。

特殊な機器を使用して機械を誤作動させるような行為、又はそのような機器を持ち込む行為も同様に犯罪になります。

パチンコ店で不正を行う人たちはゴト師と呼ばれ、パチンコ店や警察に警戒されています。

また、客が遊ぶのをやめた台に意図的に座って利益を得る行為はハイエナと呼ばれています。

機械によっては、知識がないと見落としてしまうような有利な状態を示すサインがあり、それを狙ってハイエナのように寄ってくるのでこのように呼ばれ、嫌われています。

ハイエナされると気分が悪いかもしれませんが、パチンコやパチスロで生計を立てることを考えていない限り、気にしないことが大事です。売却した後の株価を見ても仕方ないのと同じことです。

そして、客の背後に立って画面を観察したり、隣の席の人が遊んでいる機械の画面をのぞき込んだりすることはやめましょう。なぜなら、そのようなことを嫌う人はいても、好む人はほとんどいないでしょうから。

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